2004年07月の記事一覧



そんなわけでJGAS(Japan Graphic Arts Show)に行ってきた。というより出展していたわけだが、どうも盛り上がりに欠けるような気がした。

事前の資料によれば予想入場者数が120,000人ということで開催日が7月14日(水)〜7月19日(土)の4日間で割っても1日あたり3万人は来る計算になる。しかし、どうだ。初日の入場受付はさほど込み入るわけでもなく、ブースから見た感じとしては人もまばら。というよりは資料を配ろうにも対象が歩いていないのだから配れるわけがない。2日目も同様の状態。あまりにも悲惨な状況で、2日目はホテルに帰って真面目に鬱状態になった。3日目の会場への電車で高速に突っ込んでくる山手線に飛び込みたくなったのはまだまだ精神力が弱いからだろう。(2日くらいで落ち込んでいるようでは営業マンにはなれないわな)

3日目はそれなりに業界関係者がちらほら。4日間の中で一番マトモな日だったのかもしれない。営業系の人やデザイナー・オペレーター系の人たちが来る。

4日目は一番人が通った日だった。が、3連休の最初の日ということで涼みに来た家族連れや、出展ブースの人の家族もかなり多いようで、かなりいんちきくさい入場者数。これを含めて120,000人だとしたらあれだな〜とか思って今JGASのページ(jgas.info)を見たら98,000人だった。よくわからないけれどそんなものか。

結果として持ってきた資料のほとんどは配ることができたので良かった。あとは資料を持っていった人たちが有効に利用してくれるかだが。

資料といえば、この業界からしたら超大手の某社数社の方も資料をもらいに来て下さいました。ありがとうございます。でも自社で率先して同じような資料を作って自社ブースで配布すべきなんじゃないかと。きっとウチみたいな中小企業が配るより集客はできるし、お客様にも「旗振り」としてのスタンスが認められるのではないかと思いますが(配る相手も多いはずだし)。ただソフト出すだけで、インフラ整備(基盤整備)はしないというのは「卵と鶏」と同じだと思います。お客の準備ができていないからソフトが売れないという事実にいい加減気付いたらどうかねぇ。

さて、そんな愚痴はともかく、他のブースをほんの少し見てきました。

三菱製紙のプレートセッター三菱製紙さんは新しいプレートセッター「FREDIA」(フレディア)(e-mpm.com)を出していました。菊半裁まででかなり小さなサイズのプレートセッター。これはなかなかよいのではないかしら。サイズが1370×1060×1620mmというコンパクトさの中に刷版の焼き付けと現像処理が全て入ったオールインワンモデルになっています。いいねぇ。ウチの菊四裁のプレートセッターはこれでいいんじゃないの?(笑)


FACILIS三菱製紙さんといえばFACILISですが、FACILIS4.0はどうなったんじゃい!?コラと思って聞いてみたら秋の終わりを目標に制作中だそうで。FACILIS Pure(facilissoftware.com)なんちゅう、EGWORD PURE(ergo.co.jp)みたいなモンだしているから発売が延び延びになるんだよな。あと今更知ったんだけど、PDFをFACILIS3.7で面付けしたときに「色分解」して出力ができるけど、メーカー的にはおすすめしないそうだ。色々なPDFがある状態では分解が正常に行われない場合が多いため、RIPで分解するIn-RIP Separation(か事前分解)が望ましいとのこと。なんだそりゃ。(だからPS3分解は△なんだとさ<ということは普通のPS3形式で書いてあるEPSもFACILISで分解しない方が良いってこと?)


コダックさんのブース(JGAS)コダックポリクロームさんは色々な刷版を展示。小ロット用なんかがあって、ウチの会社は無駄に高い版材を買っているのではないかしらと思いました。ウチの会社に入った新しい刷版は一番手前側のもの。


岩通のELEFAX(JGAS)岩通さんはELEFAXを展示。前会社にあったものに比べれば高さが縮んでいる。紙の方のCTP(Computer To Paper/Plate)はやはり版材の安さがかなり魅力。ちょっとくらい面付けをミスしても大したことありません(嘘)。出てくるのも早いので、前は重宝して使っていたのだけれどもねぇ(紙版用の印刷機を破棄したので今はしていません)。あ〜あと、紙版のセッターは解像度がさほどではないので極細線がそこそこの太さに出るけど、アルミ版のセッターは解像度が高いので極細線が全然見えないというエラーもあったなぁ。なつかしい。


そんな感じでほとんど回っていません。あ〜アキヤマさん所に12色機があったような。動作時の音が大きい感じがしました。ハイデルベルグさんの印刷機に比べて。

お台場フジテレビ最終日の帰りにフジテレビに寄ってきた。フジテレビイベント「冒険王」(fujitv.co.jp)が7月19日〜8月31日まで行われているが、フジテレビのあの階段(エスカレーター)を人が伊勢神宮(だっけな)のお参りのようにわさわさ登ってくる。凄い光景だ。ワンピースのゴーイングメリー号が運航していて遠目で見ていて乗ってみたかったのは秘密だ(笑)。ゴーイングメリー号の写真はAsobiba World News..の「ワンピースのゴーイングメリー号に乗る 7/19(土)〜8/31(日)」(asobiba.jp)から見れます。なかなかそれっぽいでしょ?


そんな感じの5日間(準備を含む)でした。


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コンプライアンス(コンプラ)とは何か?ということを考えてみた。
コンプライアンスとよく一緒に語られる個人情報の流出は最近多く発生している問題だ。asahi.comの個人情報流出問題のページ(asahi.com)を見ても、多くの個人情報が流出しているのがわかる。印刷業では名簿などの印刷物や基本構造として下請け的な部分にいるために様々な顧客が利用するために個人情報・企業情報が必然的に集まりやすいため、最近のセミナーなどでもよく個人情報と絡めてコンプライアンスの話が出てくる。

コンプライアンスはよく「法令順守」などと訳される場合があるが、それは違うと中島経営法律事務所代理弁護士中島茂氏は述べている。(日経CSRプロジェクト CSRを考える コンプライアンス(nikkei.co.jp)より)
最大の問題点は「法令順守」と理解する結果、「法律さえ守っていればいいんだろう」(あとは何をやっても構わない!)という受け止め方が見られることだ。現に、製品事故で多数の被害者が出ているのに「安全関係の法令は守っていたはずだ」とコメントしたトップもいると聞く。

法律を守るのは企業として当然のものであって、それをわざわざ新しい言葉「コンプライアンス」というカタカナで表現したところで法律も守らなくてはならないのは変わらない。ではなぜわざわざ「コンプライアンス」などという言葉が出てきたのかといえば、法律を守るという当たり前のことに何かが追加されているからだろうと考えることはできないか。

こういう場合はあまり深く考えずに英英辞典を引いて元の意味を探った方が早そうだ。
「The American Heritage(R) Dictionary of the English Language: Fourth Edition. 2000」の「compliance」の項目(bartleby.com)では
「The act of complying with a wish, request, or demand」
とある。つまり「compliance」は「行動/of満たしている/with希望・願い、要望・依頼・要求」→「希望・要望・要求を満たした行動」ということになる。どこにも法令順守などという言葉は出てこないではないか。

「Never Enough: コンプライアンスって?」(air-nifty.com)によれば
カタカナ英語の日本語化運動を紹介するなかで「コンプライアンス」を「法令遵守」としたのに対してコメンテ−タ−が「苦情処理」にすべきだと力説してた。そうかなぁ?

という日本語にすべきだというコメンテーターもいる様だ。苦情処理というのもなかなかおもしろい意見だが、マイナスの方向にしか意味がとれなくなるような訳し方はコメンテーターとしてはどうかと思う。Never Enoughの筆者が疑問・違和感を感じるのは当然だろう。

ここで先ほどの中島氏のコラムに戻ると、コラムの中でコンプライアンスとは結局なんなのかということでこう書かれている。
企業にとって「期待に応えるべき相手方」は、具体的には、消費者であり、従業員であり、地域社会であり、株主である。企業を取り巻くこうした人々の願いを知り、それに誠実に応えていくこと。それが本来のコンプライアンスであり、企業の使命だといってよい。


法律を守らなくては株主に悪い影響がある。
変な商品や印象の悪い商品や売れない商品を出せば消費者や株主に悪い影響がある。
劣悪な職場環境であれば従業員や地域社会(雇用を含め)に悪い影響がある。

このように考えると、逆に良い商品を多く売り上げ、法律を順守し、従業員・職場環境に対して気持ちよく仕事ができる・過ごせる環境作りをすることが「コンプライアンス」なのではないか。これは全ての活動に対してプラスの考えで、コンプライアンスを実行するのが後ろめたくなるようなことはないだろう。決して「コンプライアンス」は「苦情処理」などというマイナスの方向のものではない。企業がより良く健全に伸びていくための言葉なのだ。

#そう考えるとISOも「品質を安定させる」という目的のはずが、いつの間にか「マニュアル通りに作業を行う」という目的にすり替わってしまう人たちがいるのと似ている。




《余談》
6月から会社の中での仕事が大幅に変わってしまい全然blogを更新する余裕がなくなった。blogを読んだり、ニュースを読んだり、本を読んだりする時間がなくなった。仕事はソレで充実しているが、今までのネタを放出しているだけで入ってくるものがあまりないから「まぁ1年保てばいいか」くらいの気になってきた。勉強どころじゃなくて実践しかないのよね。


【関連書籍】

図解 コンプライアンス経営
コンプライアンス・プログラム作成マニュアル
よくわかるコンプライアンス経営
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ブログ著者

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ケータイ好き。ガジェットが好きでiPhoneやらAndroidなどを所有。Surface Pro 2も持っている。

お仕事は印刷会社で営業・広報活動・DTPオペなどをしています。要は何でも屋さんです。最近は印刷関連より、自社のウェブサイトを制作するお仕事がほとんど。使用しているCMSはMovable Type。

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